国際協働のヒント

作品の構想を資料にする

2026.01.09

JUMPでは、アーティストが各地で行うリサーチをもとに新しい作品を制作するため、「作品プラン」を作成し、美術館と共有しています。資料の内容や項目は、誰にど個までの情報を共有するかによって変わりますが、目的は資料を見る人が作品に対する理解を深めることです。ここでは構成の一例を紹介します。

1. 表紙・基本情報

タイトル、アーティスト名、作成日を記載し、作品の完成イメージなどを大きく配置します。

2. 作品コンセプト

作品の目的やテーマ、表現形式(インスタレーション、パフォーマンス、ペインティング、映像など)を示します。さらに、アーティストがこれまでにどのような実践を行い、この作品ではどのようなことに挑戦しようとしているか、過去作品との関係性を明記します。また、背景となるリサーチ内容も簡潔に記載します。

3. 制作プロセス

制作の手順、制作体制と各自の役割、リサーチ開始から展示までのスケジュールなどを示します。

4. 技術仕様・展示条件

展示に必要な面積や場所の条件、資材・機材、搬入要件や設置方法などを整理します。

5. 参考資料

展示イメージの3D図やスケッチ、過去作品写真、関連リサーチ資料などを必要に応じて添付します。

資料を作成しながらこうした情報を整理しておけば、関係者との共有や展示に向けた準備が進めやすくなります。アーティストだけでなく、キュレーター、技術スタッフ、コーディネーターなど、専門性に応じて書く箇所を分担し、協働して作成するとスムーズです。

Point!

受け手が理解しやすいように、背景・意図を簡潔に示す。