制作プロセス

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出発点

2024.08

日本国内の若手キュレーターを対象に公募を行い、3名の育成対象キュレーターを選出。オンラインミーティングでキュレーターとメンター全員が集まり、それぞれの専門性や関心をもとにマッチングを検討。荒井保洋さんは、シドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(AGNSW)と協働することが決定しました。

2024.09

AGNSWの担当キュレーター、メラニー・イーストバーンさんとオンラインでミーティングを複数回実施。初回のミーティングでは、それぞれの美術館の紹介やメラニーさんと荒井さんが過去に担当した展覧会などの情報を交換しました。その後、荒井さんは候補として提案する日本の新進アーティストを検討。メンターである片岡真実さんからのアドバイスを踏まえ、英語のプレゼンテーションを準備し、複数のアーティストを提案しました。

2024.11

メラニーさんが来日し、滋賀県立美術館を訪問。ディレクターでJUMPのメンターでもある保坂健二朗さんとも面談し、滋賀県立美術館のミッションや所蔵作品についてお話を伺い、荒井さんの案内で企画展や常設展を鑑賞しました。メラニーさんは東京や京都の美術館でもさまざまな日本の現代アート作品を鑑賞し、荒井さんと候補アーティストに関する意見交換を行いました。

滋賀県立美術館の入り口のサインの脇に立つメラニーさんと荒井さん

2024.12

オンラインミーティングで議論と検討を重ね候補アーティストを絞りながら、最終的に遠藤薫さんが育成対象アーティストに決定しました。

2025.02

遠藤さんと荒井さんの顔合わせ兼ミーティングを都内で実施。AGNSWに関する情報の共有や作品の方向性などを検討。後日、オンラインでオーストラリアの歴史や文化を学ぶ勉強会を行い、リサーチで訪問する場所を検討しました。

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リサーチする

2025.04

遠藤さんと荒井さんは10日間のシドニーリサーチを実施。シドニーに加え、国立博物館があるキャンベラ、The 11th Asia Pacific Triennaleが開催されていたブリスベンも訪問しました。AGNSWではメラニーさん以外にも館長のMaudさんをはじめ多くのキュレーターの方と話す機会をいただき、日本とオーストラリアの現代アートについて情報交換を行いました。

美術館内のカフェスペースで打ち合わせをする遠藤さん、荒井さん、メラニーさん、モード館長
昔のシドニーの海岸の絵と、積み重ねた貝殻

シドニーにおける先住民族の歴史について学ぶツアーに参加。

布屋にいる荒井さんと遠藤さん

画材や紙、布などを販売しているお店もリサーチ。

羊の毛の標本

キャンベラにあるNational Museumを訪問。世界で最も毛の量が多い羊とされたクリスの毛。

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プランを検討する

2025.08

現在進行中です。

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制作する

※順次更新

4

準備する

※順次更新

5

展示する

※順次更新