国際協働のヒント

英語で「交渉や変更の余地」を伝える

2025.09.12

展覧会の予算や作品数、滞在期間など、国際的なやりとりでは「まだ決まっていない」「これから相談したい」といった場面が多くあります。そんなとき、英語ではニュアンスに応じていくつかの便利な言い回しがあります。

日程や条件に柔軟性があることを示したいときには、「Flexible」を使うのが効果的です。
例:Start date: Flexible
(開始日は柔軟に対応可能です)

「詳細はこれから相談して決めたい」と伝えたい場合は、「Open to discussion」や「To be discussed」といった表現が自然です。
例:The number of works is open to discussion.
(作品数は要相談です)

まだ決定しておらず、今後確定する予定であることを示す略語は、「TBD(To Be Determined)」です。ビジネスやアートの現場でもよく使われています。
例:The installation schedule is TBD.
(設営スケジュールは未定です)

金額や条件に交渉の余地がある場合には、交渉可能であることを表す「Negotiable」が一般的です。現地のお店で価格の相談をしたいときには、こんなふうに尋ねてみるとよいでしょう。
例:I really like this material. Is the price negotiable if I buy in bulk?
(この素材がとても気に入っています。まとめて買った場合、価格は交渉できますか?)

状況に応じてこうした表現を使い分けることで、相手に誤解なく柔軟な姿勢を伝えることができます。国際協働のなかでは、あいまいなことを丁寧に伝える言葉選びも、大切なコミュニケーションスキルのひとつです。

Point!

交渉や調整の場面で使える英語表現を覚えておくと便利。