日本国内の若手キュレーターを対象に公募を行い、3名の育成対象キュレーターを選出。オンラインミーティングでキュレーターとメンター全員が集まり、それぞれの専門性や関心をもとにマッチングを検討。塚本麻莉さんは、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)と協働することが決定しました。
制作プロセス
出発点
2025.08
2024.09
MOCAの担当キュレーター、アレックス・スローンさんとオンラインでミーティングを複数回実施。初回のミーティングでは会場となるGeffen Contemporaryやアレックスさんが担当しているWAREHOUSEプログラムについてヒアリング。その後、塚本さんは候補として提案する日本の新進アーティストを検討。メンターである片岡真実さんのアドバイスを踏まえ、英語のプレゼンテーションを準備し、複数のアーティストを提案しました。
2024.11
アレックスさんが来日し、東京と高知県立美術館を訪問。館長でJUMPのメンターでもある安田篤生さんとも面談し、両館の展示室や環境の違いなどについて情報交換を行いました。また、所蔵作品を紹介する常設展やサンフランシスコ生まれで高知ゆかりの写真家、石元泰博のコレクションなどを視察しました。アレックスさんは都内でさまざまな日本の現代アート作品を鑑賞し、塚本さんと候補アーティストに関する意見交換を行いました。

2025.03
展示の方向性やアーティストに関して2024年12月から2025年3月にかけて多くの議論と検討を重ね、MES(新井健さん、谷川果菜絵さん)が育成対象アーティストに決定しました。
リサーチする
2025.05
MESの2人は高知市と四万十市を訪問。高知では高知県立美術館を視察し、四万十では制作する作品のテーマに関連する事柄や人物に関連する場所を訪れました。
2025.06
MESの2人と塚本さんは10日間のロサンゼルスリサーチを実施。元警察車両の倉庫を改装した広大な会場を視察しながら、アレックスさんと作品の内容や展示の方向性について話し合いました。


University of California, Riversideの図書館で作品のテーマに関連する資料を閲覧。

第2次世界大戦中(1942~45年)の日系アメリカ人収容所跡地、Manzanar National Historic Siteを訪問。